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『パーフェクト・ストレンジャー』・・・意外な結末、を創作することの難しさよ。

パーフェクト・ストレンジャー
『パーフェクト・ストレンジャー』 ジェームズ・フォーリー(2007)
2008年6月23日鑑賞


私は小説なら、エンターテイメントより純文学が好きで、賞で言えば直木賞よりも芥川賞受賞作のほうが面白いと思う。価値観をどこか転換させてくれるような、常識を疑うような、そういう要素があるものがすきなのだ。決して、サスペンスが純文学的要素が無いとは言わないけれど、ハラハラドキドキ系映画では、これまであまり「す、凄い・・・」という映画に出合ったことが無い。

そんなわけでサスペンスとかアクションものを見る機会がなかなかない、(というよりも積極的に良作を探してないだけかもしれないなぁ、反省)のだが、久しぶりに見たサスペンスものの本作。は、やはりそんな自身のイメージを覆すには値せず。私は、宣伝文句(ラスト7分で驚愕の事実がなんとやら、というやつ)を知らず、何の予備知識も無く見たのだけど、それでもそんなに驚くには値しない結末。想像できてしまうんだもんなぁ。これまでに作られた何万、何億というストーリーを背景に、それでも万人を驚かせるようなストーリーを作るってのは、もうなかなかできないよね。なんて、どこか覚めた目で見てしまう今日この頃であることよ。

by yebypawkawoo | 2008-06-25 23:47 | ◆映画のこと  

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