『三崎日和』・・・三崎と松本と東京を行ったり来たり、う、うらやましい。
『三崎日和 いしいしんじのご飯日記2』 いしいしんじ2008年5月8日読了
その名の通り、いしいしんじの日々のご飯+生活の日記。
WEBで連載しているものを、文庫化したものですね。
いしいしんじさんの生活に、憧れたりします、私は。
松本と三崎、それから東京を行ったり来たりの生活。いいなぁ。
帯に書いてある文句が素敵。
朝から書いて、夜は音楽をかけ、窓をあけはなし、酒を飲んでいた。
この日記にでてくる本やなんやに、すごく惹かれました(描写が、やっぱりうまいなぁ)。
なので、読書リストに加えようかな、と。以下、そのための備忘録。
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・『本格小説』 水村美苗
-頭の中に「本格小説の世界」っていう小部屋ができたみたいな読後感。細かな部分もほんとに生き生きと書かれた小説で、(中略)・・・なんていう書き方は、いかにもその時代のインテリ日本人ぽくてぞくぞくしました。
・『青いお皿の特別料理』 川本三郎
-短いそれぞれの話に、何人もの登場人物が絡む、いわゆるチェーンストーリーのかたちなのですが、(中略)本の終りのほうでは、だんだん人物同士の関連が、かえってふわっと薄められていくのです。なんて上品なんだろう。
・『権化の踊り子』 町田康
-一行目で椅子から落ちました。
・『熊の場所』 舞城王太郎
・『ティモレオン・ヴィエッタ、カム・ホーム』
・『フラナリー・オコナー短編集』
-いやもう、すばらしい作品集でした。赤むつを三回我慢しても絶対に買うべきです。
・『エクソフォニー』 多和田葉子
-「外の言語を選び取ったひとびと」、つまり亡命者や非圧政者だけでなく、仕事で外国に住んだひと、ずるずる居座った帰国子女、あるいはあえてその言葉で表現しようと決めたひとの状態をさします。
・『武士の家計簿』 (新潮新書)
-金沢藩のそろばん役人のつけていた家計簿から、武士の家のやりくり、お金のまわりかた、はては明治維新にどのような経済変動がおこったか、ていねいかつ鮮やかに描き出した本です。
・『悩む力』 (みすず書房)
-とんでもなく面白い。精神病やアル中のひとがあつまって、会社をつくったりするルポタージュ。せりふがいきいきとしていて興奮します。すごい詩人の詩句はこういうものだったかもしれない。
-ことばがありません。五年に一度の読書でしょう。しばらくは本はこれだけでいいかもしれないとさえ思った。>
・『西脇順三郎のモダニズム』
-西脇さんがアリストテレスの持論に触れた部分に感激。
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積読万歳。はやく消化せねば。
by yebypawkawoo | 2008-05-09 18:34 | ◆本のこと