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『モナリザ』・・・主人公の性格が、う~ん。

モナリザ『モナリザ』 ニール・ジョーダン(1986)
2008年5月17日鑑賞


いい映画、と友人にお勧めされて鑑賞。期待しすぎたか?
そこまですごい!という感動はなかった。

主人公はなんだか冴えない(というかダサい)中年男役、ボブ・ホスキンス。世渡り下手そう。7年の刑期を終えて出所して会いに行った娘のところで、案の定元妻に追い返される。怒声とともに。それに怒ったブ・ホスキンス、近所迷惑も顧みず、悪態つきまくり、ごみ箱けとばす、集まってきた見物人に怒鳴り散らし、胸倉つかみ・・・というところから映画は始まる。ちょっとこの時点で、私には合わないなぁと。なんかアメリカっぽい(いや、舞台はイギリスだけど)この感じ、自分の感情を隠すことなく露骨に出しちゃう、で全然悪いと思ってない。そういう人物像って、わたしあんまり受け付けないんです。嫌~な気持ちになる。

話は、そんな彼が、黒人娼婦のドライバーの職を得、最初は悪態つきあってる二人なのだけど、だんだん彼女のことが好きになり、彼女を救うために色々と危険を顧みず頑張るのだけど、実は彼女は・・という、切なくも一途なラヴ・ストーリー。

のはずだったのだけど。主人公の粗野な感じ、というか、自分勝手きまわりない感じにどうしても感情移入できず、最終的な結果に対してもなんの感慨も感じなかったわたしなのでした。
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by yebypawkawoo | 2008-05-19 21:33 | ◆映画のこと  

『輝ける女たち』・・・雑然としていて恋愛まみれ、でもいい。

『輝ける女たち』 ティエリー・クリファ(2006)
2008年5月17日鑑賞

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雑然としている。けれど、私はけっこう雑然系映画好きなので、うん、割と面白かった。

登場人物の関係が複雑で、最初は非常にわかりにくい。見ているうちになんとなく、わかってくる。そういう雑然さ。あくまでイメージだけど、フランス映画ってそのあたりの説明を省略したものが多い気がするなあ、あくまで、イメージ。行間読んどいて、みたいな。そういうの、割と嫌いじゃないんです。

フランスの女性は美しいなぁ、て思ったのが第2の感想。カトリーヌ・ドヌーブも、エマニュエル・べアールもなかなかにいいお歳なのにそりゃあもう美しいです。そして、クラブ「青いオウム」を舞台とした物語なのだけど、そのショーのオープニングを飾る、オウムを形どった上半身裸の女性たちが美しかった。話の内容、というよりも雰囲気とか映像(もちろん、女性の美しさ含む)が、良かった感。

それにしても、フランスだからなのか、この複雑な男女関係、恋愛関係。割とぽぽんと好きになったり、関係持てたり、やっぱり戻ってみたり、っていう感覚は、うーん。私そういうの、否定はしないのだけど、皆が皆そうだとちょっと、おいおいフランス人~!?なんて思っちゃったりもします。宣伝なんかでは「家族の再生」をテーマにした作品のように書かれているけれど、やっぱりこれは恋愛の映画だと思う。
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by yebypawkawoo | 2008-05-19 21:19 | ◆映画のこと  

『小説家を見つけたら』・・・小説好きならきっと面白い

小説家を見つけたら『小説家を見つけたら』 ガス・ヴァン・サント(2000)
2008年5月16日鑑賞


よいお話でした。派手ではないし、どこか突出しているわけでもないけれど、じんわりとよい作品。わたしは、同監督作品『グッド・ウィル・ハンティング』よりもこちらのほうが好きだった(まぁ、見たのは結構前なので、再度見てみたらどうかわからないけれど)。

主人公は、黒人でブロンクス育ちのジャマール。もともと素人だったロブ・ブラウンが演じています。この監督は、無名の素人のかわいい素敵な男の子を発掘するのがうまいんだとか。で、小説家フォレスターを演じているのがショーン・コネリー。この二人の間に育っていく友情を、ブロンクスという環境、白人・黒人間の差別問題、家族の問題、なんかを背景に、描いていきます。このあたりの背景の説明はほとんど入っていないので、アメリカ社会の予備知識がなかった場合、ちょっと理解しにくかったりするのかもなぁと思いました。他国の作品に比べてそのあたらいが割りとすんなり理解できるのは、やっぱり米社会の文化って結構浸透してるのかな(私の場合)、ということ。まぁ、文学にしても映画にしても、結構触れる機会が多かったし、な。比較論としてですが。

私は小説が好きなので、ほうほうってな感じで見てました。ジャマールのような文才が私にもあったらなぁ。。。エンドロールの音楽と映像が、素敵でした。
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by yebypawkawoo | 2008-05-16 11:01 | ◆映画のこと  

『不完全なふたり』・・・夫婦のより良いあり方は、まだ私にはわからない。

不完全なふたり『不完全なふたり』 諏訪敦彦(2005)
2008年5月15日鑑賞


何か、ひどく悲しく苦しい映画だった。
15年連れ添った夫婦、離婚の話も持ち上がり、でも本当に別れていいの?別れたいの?それが本人たちにもわからない。その中で静かにののしりあい、静かに喧嘩をし、最終的には・・・という話。

長く一緒にいると、どうしたってこういう風になってしまうのでしょうか?お互いが互いをよく知っている(あるいはそう過信している)がゆえに、本当の本音をさらけ出せず、意地の張り合いのようになっている部分もあり、ひねくれてしまう心もあり。すごく痛かった、私には。どうしてわかってくれないの?察してくれないの、気づいてほしい、本当は違う、でもうまくいえない、そういう妻マリーの心が見えるようだった。

ひどく現実的、でも私は長く一緒にいたってこういう風にはなりたくない、そう感じてしまった。もっと、気持ちのよい素敵な夫婦のあり方ってないのだろうか?

映画自体は、とてもとても静か。余計な音楽がない。映像の動きもない。静止した画面、音。室内描写の暗い画面が多い。それゆえ、その静かさゆえ、癖のある映画だと思う。けれど、私は何かしら心惹かれるもののある映画だった。
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by yebypawkawoo | 2008-05-15 09:57 | ◆映画のこと  

『クローサー』・・・一瞬にして愛が覚める瞬間に、納得

クローサー『クローサー』 マイク・ニコルズ(2004)
2008年5月13日鑑賞
(ややネタばれ有)

ナタリー・ポートマン見たさに鑑賞。
この映画を見て恋愛が怖くなった、と言った人もいたというが。

私は、あんまり現実的に感じられなかった。と言うのも、ジュリア・ロバーツ演じるアンナに、どうも共感できなかったから。恋人のいる人(ジュード・ロウ演じるダン)に惹かれるのはわかる。が、その彼ダンとの関係を隠して別の男性(クライヴ・オーウェン演じるラリー)と結婚し(←この時点で私には理解しがたい)、さらにやっぱりダンが好きだからと離婚届を持っていったラリーに迫られセックスしてしまい(←まぁこれはわからんでもない)、それが元でダンと別れることになったからといって、ラリーと元鞘(←これは完全に理解不能)・・・。なんか節操なさ過ぎませんか??うーん、というか私の場合、一度恋愛感情を持った後それがなくなった人に対して、再度恋愛感情を持つ、ということが経験ないので、理解ができなかったんです。

一方、ナタリー・ポートマン演じるアリス、には共感できたなぁ。最後のセリフ、"I don't love you anymore" が印象的。そう、一瞬で恋が冷める瞬間ってありますよね。でも、これはジュード・ロウが悪い。完全にそうだと思う。はっきりしろよーと。

まぁ、恋愛において、男性はトランプを横に並べ(=過去の女性を忘れずにいつでも見ている)、女性は縦に重ねる(=過去はすぐに忘れてしまい、現在しか見えない)なんてよく言いますが、それがよく現れた映画だなぁと思う。実際に、その傾向ってあるんだろうな、なんせそれをこの映画も物語ってますもんね。
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by yebypawkawoo | 2008-05-13 22:13 | ◆映画のこと  

『ワイルド・アット・ハート』・・・なんだか悪趣味なのがいい。

『ワイルド・アット・ハート』 デイヴィット・リンチ(1990)
2008年5月10日鑑賞

ワイルド・アット・ハート スペシャル・エディション

おお、相も変わらずの、リンチワールド。
ニコラス・ケイジも、ローラ・ダーンも、別に好きな役者さんではないけれど、リンチワールドにはなんかはまっている感じですね、良かった。ロードムービーなんだけど、リンチ的です。悪趣味なのよね。蛇皮ジャケットかよ、MR.snake skinってそのままやん!ていう。最後、ニコラス・ケイジの鼻がバーンっておっきくなっちゃってるの、真剣なシーンなのになんか笑っちゃうのよね。

でも、なんか目茶苦茶なんだけど、つっぱしってる二人の恋愛が、ものっそい自己満足な自分勝手な感じなのだけど、(そして悪趣味だと思うのだけど)、なんかいいなぁって思ってしまう。ふふふ。

残念なのが、訳です。日本語字幕、これちょっとなぁ。途中、警察にすっとぼけてスペイン語(だと思う)でしゃべるシーンがあるのだけど、日本語字幕、中国語になっとりましたよ。なんか、あきれちゃったよ。なんか・・・。英語字幕で見たほうが、いいと思われます、DVDは。
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by yebypawkawoo | 2008-05-10 23:04 | ◆映画のこと  

『サンジャックへの道』・・・ひたすら歩く、旅にでたい!

『サンジャックへの道』 コリーヌ・セロー(2005)
2008年5月9日鑑賞

サン・ジャックへの道

歩く、ロードムービー。
9名の巡礼者(とも言えない人が多々紛れこんでいるけれど)が、キリスト教の聖地、サンジャックを目指して、ひたすら歩く道中を描いていきます。この9名が、それぞれキャラが立っていて、見ていて飽きなかった。

王道をいくようなストーリーを軸にしているのだけど、厭味じゃない。たとえば、仲が悪かった兄弟が、旅を通してすこしずつ打ち解けていく、とか。偏屈だった兄弟たちが、旅を経て、それぞれ角がとれて丸くなっていく、とか。お母さん想いの少年が、母に喜んでもらいたくて道中字を覚えるのだけど、結局お母さんは死んじゃった、とか。でも、王道だけど、なんか清々しい。それはたぶん、景色が美しいから。余計な音楽がないことが、人工物のない山々の、田舎道のすがすがしさを際立たせてる。そして、きっとみんな経験ある、すごーく苦しい、もう投げだしたい!っていう気持ちの先にある、気持ちよさというか。そういうのが、画面を通して伝わってくるから、だから気持ちいいんだろうな。

男女の関係が絶妙に入ってくるのは、さすがフランス映画って感じです。やっぱ、それって大事よね。影響されやすい私、またしても旅に出たくなりました。ええ、徒歩でひたすら歩く旅。山登りに、高尾山でも行こうかしらん。
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by yebypawkawoo | 2008-05-09 21:01 | ◆映画のこと  

『40歳の童貞男』・・・お気楽に楽しむ分には。

『40歳の童貞男』 ジャド・アパトー(2005)
2008年4月29日鑑賞

40歳の童貞男 無修正完全版 (ユニバーサル・セレクション2008年第6弾) 【初回生産限定】

うーーん、長すぎ。軽く見れる映画を、と思ったのだけど、このストーリーでこの時間は長すぎた。途中ちょっと飽きちゃったよ。

40歳まで童貞だった主人公が、その事実が職場の同僚にばれたのをきかっけに、童貞喪失に向けて、くじけたりしながらめげたりしながらも邁進する、ドタバタ劇ざんす。
まぁストーリは簡単に読めるので、あとはその随所に出てくる汚いというかお馬鹿な会話を楽しむのがよいのかも。スラングの勉強になるかも。最後のミュージカル風味の展開がちょっと??でした、私には。
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by yebypawkawoo | 2008-04-29 23:51 | ◆映画のこと  

『メゾン・ド・ヒミコ』・・・役者陣が好きだったもので…

『メゾン・ド・ヒミコ』 犬童一心(2005)
2008年4月24日鑑賞

メゾン・ド・ヒミコ 通常版

ひさしぶりに見た邦画。実は私、結構オダギリ・ジョーが好きだったりするのです。ミーハーですんません(でも彼、演技ホントうまいと思うんだよね)。

でこの話、割と好きだな、ストーリーは。ゲイの老人ホームを作って運営していた田中泯が、癌で余命いくばくとなり、彼の愛人であるオダギリ・ジョーがその愛ゆえに彼(彼女)の実娘である柴崎コウをバイトで雇う、という話なのだけど。

田中泯がまた、いい味だしてますなぁと。素敵なオカマさんなのですよ、これがまた。はっきりぱっきりしていて。私こういう人、好き。自分の責任はきちんと自分で引き受けます、という態度が。逃げない、その態度が。それから、西島秀俊がまた格好いいんですよ。どうしようもないダラシナイ専務取締役(柴崎コウの勤める小さい会社のね)を演じてるんだけど、そのだめっぷりが格好いいのよ。で、オダギリ・ジョーはもちろん素晴らしかった。それに比べて、柴崎コウの演技が、私にはどうもあんまり受け付けなかったので、そこだけがちょっと残念ではあったが。
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by yebypawkawoo | 2008-04-29 23:42 | ◆映画のこと  

『レオン』・・・孤独を抱えたふたりへの共感

『レオン』 リュック・ベッソン(1994)
2008年4月27日鑑賞

レオン 完全版 アドバンスト・コレクターズ・エディション

わたし、この映画どうしたって好きなんです。
初めて見たのは、小学校の時だったような気がする。映画館に見に行きたくて(なぜだかピンときたのだ)、でも田舎だった地元の映画館では上映しなかった。だからビデオ化するのを待って。借りて帰って家で見た。泣いた。それからもう、何度も見てる。

ずいぶんと久しぶりにまた見たくなって、TSUTAYAで借りてきた。もう泣きはしなかった、けれど、やっぱり大好きだった。ナタリー・ポートマンのかわいさと色気。あの歳でゲイリー・オールドマンに並んで遜色ないんだもんね、すごい。ゲイリー・オールドマンはもちろん、狂った警察官を見事に表現してる。小学生だった私に気持ちの悪く怖い人としてインプットされてしまうほどですもの。ストーリーはべたべたなんだけど、でもリュック・ベッソンはやっぱりすごいなぁと思う。今見たって、ぜんぜん古臭いと思わない。

ものすごく好きなのは、ナタリー・ポートマンが買い物から帰って着て、我が家の惨殺風景を目の当たりにしながらも家の前を何食わぬ顔で素通りし、ジャン・レノの家をノックする、泣きながらノックする、あのシーン。そして、ナタリーがジャン・レノと、有名人当てっこをする、かわいらしくも切ないシーン。

まだ幼いナタリーの、絶対的な孤独に、わたしはきっと共感している。家族を見切ってしまうほどの孤独と痛いほどの強さ、でも弟を唯一のつながりとする心の弱さとそこにある愛情、ジャン・レノに対して芽生えてくる気持ちと、最後にやっぱり一人になってしまった切なさ、そこからきっと生まれたはずの絶対的な何か。そういうものがいちいち、私のツボなのだ。
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by yebypawkawoo | 2008-04-29 23:39 | ◆映画のこと