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『バタフライ・エフェクト』・・・“選択する”ということを、もっと意識して生きようと思う

バタフライ・エフェクト プレミアム・エディション [DVD]『バタフライ・エフェクト』 エリック・ブレス/J・マッキー・グルーバー(2004)
2009年2月16日鑑賞


パッケージのイメージで、なんとなく怖い話なんじゃないかと思って、敬遠していました本作。友達のお勧めだったのを思い出し、思い切って借りてみました。ら、これが面白かった。

人生は、一瞬一瞬が選択なんだなぁと改めて思う。一瞬の決断が、その後の人生を変えうるわけで、その一瞬がどの瞬間に訪れるかはわからない。それは、神の視点に立たない限り、いつまでたってもどこまでいってもわからないわけで、私の人生において私自身が神になることはできないわけだから、つまり一生わかりえない。

でも、本作の主人公エヴァン(アシュトン・カッチャー)は、その一瞬に立ち返ることができる。過去を修正できる、そのことに気づいた彼は、自分の過去をどんどんやり直していく。だけど、選択をしなおしたら人生は幸せになるかというと、決してそんなことはなく、彼の人生はどんどん思惑とは異なる方向へころがっていくわけです。たとえば、コピーを書いているとき。何か違うなぁと思い、途中の文章を書きなおす。すると、つながりがおかしくなり、直せば直すほど文章が変になって、結局全部直す羽目になり、しまいには何が良いんだか何を書きたかったんだかわからなくなって、わーっと投げ出したくなるあの感じ。に似ていると思った。そういう時は、いったんそのコピーから離れて、別の作業をしたのち、戻ってくるとうまくいくことがわりと多いんだけど、人生ってのはそれができないんだものね。

エヴァンは果たしてこれから、どんな人生を送っていくのだろうかとふと思う。選択しなおせる人生ってのはは、幸せなものなのだろうか。作中では、エヴァンは一人の女性のために自身の過去を修正していき、そして訪れるエンディングは純愛に近いものがあると思うけれど、一見綺麗な面構えのそれは、突き詰めれば主人公の自己満足あるいは自己保身に行きつくのでははないかとも感じる。自分の選択で彼女の人生をめちゃくちゃにしてしまうことへの重責に彼は耐えられなかった、そういう側面もあるよね、きっと。

エヴァンには修正可能であるが故に(そしてやり直し後の世界をしっていまったが故に)、一つの選択の重みが、実感値としてわかってしまう。しかし、修正し得ない我々(私)はその重みに気付かないままに今日も無邪気な選択を繰り返す。のです。
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by yebypawkawoo | 2009-03-22 02:51 | ◆映画のこと