<   2008年 04月 ( 26 )   > この月の画像一覧

 

『40歳の童貞男』・・・お気楽に楽しむ分には。

『40歳の童貞男』 ジャド・アパトー(2005)
2008年4月29日鑑賞

40歳の童貞男 無修正完全版 (ユニバーサル・セレクション2008年第6弾) 【初回生産限定】

うーーん、長すぎ。軽く見れる映画を、と思ったのだけど、このストーリーでこの時間は長すぎた。途中ちょっと飽きちゃったよ。

40歳まで童貞だった主人公が、その事実が職場の同僚にばれたのをきかっけに、童貞喪失に向けて、くじけたりしながらめげたりしながらも邁進する、ドタバタ劇ざんす。
まぁストーリは簡単に読めるので、あとはその随所に出てくる汚いというかお馬鹿な会話を楽しむのがよいのかも。スラングの勉強になるかも。最後のミュージカル風味の展開がちょっと??でした、私には。
[PR]

by yebypawkawoo | 2008-04-29 23:51 | ◆映画のこと  

『メゾン・ド・ヒミコ』・・・役者陣が好きだったもので…

『メゾン・ド・ヒミコ』 犬童一心(2005)
2008年4月24日鑑賞

メゾン・ド・ヒミコ 通常版

ひさしぶりに見た邦画。実は私、結構オダギリ・ジョーが好きだったりするのです。ミーハーですんません(でも彼、演技ホントうまいと思うんだよね)。

でこの話、割と好きだな、ストーリーは。ゲイの老人ホームを作って運営していた田中泯が、癌で余命いくばくとなり、彼の愛人であるオダギリ・ジョーがその愛ゆえに彼(彼女)の実娘である柴崎コウをバイトで雇う、という話なのだけど。

田中泯がまた、いい味だしてますなぁと。素敵なオカマさんなのですよ、これがまた。はっきりぱっきりしていて。私こういう人、好き。自分の責任はきちんと自分で引き受けます、という態度が。逃げない、その態度が。それから、西島秀俊がまた格好いいんですよ。どうしようもないダラシナイ専務取締役(柴崎コウの勤める小さい会社のね)を演じてるんだけど、そのだめっぷりが格好いいのよ。で、オダギリ・ジョーはもちろん素晴らしかった。それに比べて、柴崎コウの演技が、私にはどうもあんまり受け付けなかったので、そこだけがちょっと残念ではあったが。
[PR]

by yebypawkawoo | 2008-04-29 23:42 | ◆映画のこと  

『レオン』・・・孤独を抱えたふたりへの共感

『レオン』 リュック・ベッソン(1994)
2008年4月27日鑑賞

レオン 完全版 アドバンスト・コレクターズ・エディション

わたし、この映画どうしたって好きなんです。
初めて見たのは、小学校の時だったような気がする。映画館に見に行きたくて(なぜだかピンときたのだ)、でも田舎だった地元の映画館では上映しなかった。だからビデオ化するのを待って。借りて帰って家で見た。泣いた。それからもう、何度も見てる。

ずいぶんと久しぶりにまた見たくなって、TSUTAYAで借りてきた。もう泣きはしなかった、けれど、やっぱり大好きだった。ナタリー・ポートマンのかわいさと色気。あの歳でゲイリー・オールドマンに並んで遜色ないんだもんね、すごい。ゲイリー・オールドマンはもちろん、狂った警察官を見事に表現してる。小学生だった私に気持ちの悪く怖い人としてインプットされてしまうほどですもの。ストーリーはべたべたなんだけど、でもリュック・ベッソンはやっぱりすごいなぁと思う。今見たって、ぜんぜん古臭いと思わない。

ものすごく好きなのは、ナタリー・ポートマンが買い物から帰って着て、我が家の惨殺風景を目の当たりにしながらも家の前を何食わぬ顔で素通りし、ジャン・レノの家をノックする、泣きながらノックする、あのシーン。そして、ナタリーがジャン・レノと、有名人当てっこをする、かわいらしくも切ないシーン。

まだ幼いナタリーの、絶対的な孤独に、わたしはきっと共感している。家族を見切ってしまうほどの孤独と痛いほどの強さ、でも弟を唯一のつながりとする心の弱さとそこにある愛情、ジャン・レノに対して芽生えてくる気持ちと、最後にやっぱり一人になってしまった切なさ、そこからきっと生まれたはずの絶対的な何か。そういうものがいちいち、私のツボなのだ。
[PR]

by yebypawkawoo | 2008-04-29 23:39 | ◆映画のこと  

『ロシアンドールズ』・・・30になっても人生に迷ってます。

『ロシアン・ドールズ』 セドリック・クラビッシュ(2005)
2008年4月25日鑑賞

ロシアン・ドールズ スパニッシュ・アパートメント2

これは、『スパニッシュ・アパートメント』の続編。前作は、学生特有のあのモラトリアムで適当な感じが、ものすごくよく出ていて哀愁をさそった(私ももう結構歳をとってしまったのだなあ)のだが、本作はその続編。

うん、やっぱり歳のせいだか、こちらのほうが共感する部分が多かった、そして面白かった。主人公のグザヴィエの、なんともはっきりしない感じが、う~ん、共感したくないんだけど、わかるんだよなぁ。このまま歳とっていちゃっていいのだろうか、恋愛とか仕事とか、もっとうまくいく方法もあるんじゃないだろうか、でももう30歳になってしまったし、でも・・・という感じ。あぁ、切ない。全く。

この映画ですきなのは、前作でもそうだったのだけど、さまざまな国の人が出てくるところ。それぞれお国なまりの英語をしゃべってるのが本物っぽくて好き。いろんな国が交わる、そういう感じが好きなのです。映画のできの良し悪しはともかく、個人的には割りと好きな映画だな。
[PR]

by yebypawkawoo | 2008-04-29 23:13 | ◆映画のこと  

『明日、君がいない』・・・自殺するとき、しないとき。

『明日、君がいない』 ムラーリ・K・タルリ(2006)
2008年4月25日鑑賞

明日、君がいない

これは、19歳の監督が撮った、実験的ともいえる作品。映画の撮り方が、面白かった。

話は、誰かが自殺した午後2時37分から始まる。
それから時は一気にその日の早朝にさかのぼり、時間を行ったり来たりしながら、その時刻、2時37分に向けて進んでいく。舞台はとある高校、登場人物はその高校の生徒たち。彼らそれぞれの視点でその一日が切り取られていく。高校生たちそれぞれの視点によって、同じ場面が別の角度から何度も繰り返される。彼らは、思春期特有の危うさと、若干重めの悩みを抱えていて、それゆえに誰が自殺してもおかしくないと思わせる。そして、彼らの視点をそれぞれ追っていった末の、意外な結末。

この結末をもってして、この映画は完成するのだと、そう思う。あぁうまいなあ、と私は思った。どんなに深刻で重たい悩みを抱えていても、彼女は彼は生きたんだなと思った。どんなに普通に見えていたって、死んでしまうこともあるんだよね、と思った。それはそのまま、学生時代の自分を思い起こさせる。真実はその本人にさえわからなかったりするが、それが人生なんだなという気がする。結局のところ、うまく自分で納得でき、理由づけできさえすればいいのだ、きっと。人生っていうものは。

19歳でこの映画をとった監督はすごい。逆に、19歳だからこそ撮れた映画なんじゃないか、そんな気もした。
[PR]

by yebypawkawoo | 2008-04-29 23:02 | ◆映画のこと  

そうか

別に無理してやる必要ないんだよね。
無理して楽しくないこと、やる必要ないんだよ。

やりたいと思う事をして、
見たいと思う事を見て、
行きたいと思う所に行けばいいじゃん。

もっと自分に素直に行きたらいいじゃん。
[PR]

by yebypawkawoo | 2008-04-22 15:29 | ◆仕事のこと  

『ブエノスアイレスの夜』・・・アルゼンチンの一つの歴史録

『ブエノスアイレスの夜』 フィト・バエス(2001)
2008年4月19日鑑賞

ブエノスアイレスの夜

最近、映画を見ていてよく思うのは、監督は(あるいは映画にかかわった人々は)、この映画で何を表現したかったのだろう、ということ。その中には、社会背景や歴史について多くの人に知ってほしいと、そういう意図を持つものも少なからずあるだろう。本作は、アルゼンチンで起こったある出来事を背景に書かれている。1976年の軍事クーデター。この事実を知らなかった私は、初見で本作をきちんと理解することはできなかった。が、それゆえ本作は、この歴史を知るきっかけとなった。

アルゼンチンでの軍人による恐怖政治と、強制連行・拷問・暴行などで被害を受けた、2万とも3万ともいわれている「行方不明者」達。本作は、この悲しい歴史を背景とした、一組の男女の悲しい物語である。

セシリア・ロス演じるカルメンと、ガエル・ガルシア・ベルナル演じるグスタボの二人の出会いから徐々に深まっていく関係と、その狭間狭間で明らかになっていく彼らの過去の描き方は、なかなかうまいのではないかと思う。あれこれ想像しながら見れるし(ただ、最初はよく理解できずちょっと寝てしまった・・・)。よかったのは、最後のセシリア・ロスの台詞。彼女の切なく悲しくやりきれない過去を、前向きに変えるいい言葉だな、と思った。そして、ガエル君は相変わらずセクシーで、笑顔はチャーミング。

ただ、音楽がなぁ。なんともいただけない感がありました。そこが残念であった。
[PR]

by yebypawkawoo | 2008-04-21 02:20 | ◆映画のこと  

『約束の旅路』・・・ひとつの史実と、ひとつの人生。

『約束の旅路』 ラデュ・ミヘイレアニュ(2005)
2008年4月17日鑑賞

約束の旅路 デラックス版

この時ちょうど読んでいたスタンダール『赤と黒』の主人公ジュリヤンと、本作の主人公シュロモとが重なって見えた。そこに置かれた経緯は異なるものの、時代を生き抜くために自分を偽り、偽るために勉強に精を出し非常に能力が高く、置かれた時代背景を背負っている、そういうような部分が。

本作は、イスラエルが舞台であり、ユダヤ教が題材だ。したがって、この映画を見て第一に私が感じたことは、イスラエルやユダヤ教についての自分の浅識さ。ついこのあいだ『ホテルルワンダ』を見たときにも思ったことだが、私はなんて世界情勢について知らないのか、ということ。というよりも、こう言ったほうが適切かもしれない―NEWSレベルの知識を持っていても、それは本当に知っていることにはならない―。しかし、監督はインタビューで答えている。たとえば、イスラエルのことを語るとき、パレスチナ戦争という側面からしか語らない、知らない人がずいぶん多いが、それは間違っている。日本を第二次世界大戦からしか語らない、という人はいないでしょう?と。すなわち、この映画には、イスラエルやそれを取り巻く状況のことをもっと世界に知ってほしいと、そういう意図もこめられているのだろう。

もちろん、あらすじそれ自体は、そういった状況を背景にしつつも、もっと個人にフォーカスした物語をすすんでいく。生き抜くために、母親に難民キャンプから追い出される形で別人の人生を歩むことになった主人公の、苦悩と葛藤の人生を描き出している。幼いころに言われた母親の言葉を糧に、彼はずっと悩み続ける。「僕は何になればいいの?」と。母親を思うときに出てくる月が印象的。随所随所で出てくる月の映像が、彼がその一言をいつまでも引きずって、いや、大切にして生きていることを教えてくれる。やはり、幼いころの絶対である親の一言が、子の人生を決定付けることは往々にしてあるんだろう。その言葉の本当の意味を理解しようと、もがき苦しむのは、きっとどの時代であっても同じなのだろう。もがき苦しむ中で、自分なりの意味を発見していかなければならないのだろう。人生に正解はない。自分で意味づけし、見つけ出し、形作っていかなければならない。この映画は、そんな事をも考えさせ気づかせてくれる。

映画や文学は、人生の問題について扱うと同時に、その時代背景や社会が抱える問題についても教えてくれる。それは、NEWSや新聞で見聞きするより、ずっとリアルだ、私にとっては。もちろん、そこで学ぶことは問題のほんの一側面にしか過ぎないけれど、全体像を最初から把握するなんてことは難しい。多角的な視点のひとつを与えてくれる。そういう意味で、この映画は非常にすばらしいと思うし、見てよかったと、そう思った。
[PR]

by yebypawkawoo | 2008-04-17 11:33 | ◆映画のこと  

『黄昏』・・・親子の確執と和解、かぁ…。

『黄昏』 マーク・ライディル(1981)
2008年4月16日鑑賞

黄昏 (ユニバーサル・セレクション2008年第3弾) 【初回生産限定】

原題は、『On Golden pond』。その名のとおり湖のほとりを舞台として進んでいく話。この湖が美しい。音楽はあまり入っていないのだけど、映像が清らかな気持ちにさせてくれる。

この作品では、老いて死を意識するようになったノーマン(ヘンリー・フォンダ)とその妻エセル(キャサリーン・ヘップバーン)が、避暑のためだろう、湖のほとりの別荘にやってきてから去っていくまでの、ひと夏のことが描かれている。

このノーマンが、すごい偏屈親父。毒吐くわ吐くわ。自分の感情とか弱さを見せないための、自己防衛だろう。こういう親父、いるいると思う。でも彼、たぶんずっとこうやって生きてきていて、それが故か、娘のチェルシーとは確執があるんですね。お互い、なんだかうまく歩み寄れない。歩み寄れないまま、老いてしまったし、大人になってしまった。でも、チェルシーは、ずーっと父親に対する複雑な想いを抱えて生きてきていた。それが、彼女の恋人やその子供(13歳の連れ子)が絡むことで、ちょっと解きほぐされる、そういう話。

親と子の間の確執って、やっぱり普遍なんですねえと思う。やっぱり意地の張り合いがあったり、勝手に解釈して、なんでい!と思いこんだり。そういうの、きっと誰しも経験あると思う。でも、本人にとっては結構真剣だし複雑だし、辛いもんです。この映画を見ると、すこうし、親にやさしくしようと思うかもしれない。歩み寄ろうと思うかもしれない。でもたぶん、それはある程度経験を積んでからかな。私はまだどこか、客観的視点で見てしまったかな。父娘ノーマンとチェルシーを演じた二人は、本当の親子です。そして実際に、確執があったらしい。それが和解後、この作品を撮る運びに…という感動秘話があるみたい。ふーん(やっぱり、わたしはまだまだ大人に成りきれてません)。

だけど、老夫婦の在り方としては、いいなぁって思う。時を経て、こういう風にわかりあえていくのは素晴らしいなと思う。キャサリン・ヘップバーンが、すごく良かった。役柄としても。
[PR]

by yebypawkawoo | 2008-04-16 16:28 | ◆映画のこと  

『アメリ』・・・やっぱり女の子は現実的なのかしらん?

『アメリ』-ジャン=ピエール・ジュネ(2001)
2008年4月15日鑑賞

アメリ

このあいだ、クレーム・ブリュレを食べたんです。その時、猛烈に見たくなった『アメリ』。2度目の鑑賞。でも、面白かった。

オドレイ・トトゥ演じるアメリの妄想が、すごくわかる。あの感じ。あるあるって頷いちゃう。ジャン=ピエール・ジュネは男性なのに、あの女の子の感じがよく表わせたなぁと感心してしまう。『恋愛睡眠のすすめ』も、同じように妄想癖のある男の子の話だけど、女の子と男の子の違いがよく表れてる気がする。

後者での、ガエル演じるステファンの妄想は、何ていうかやっぱりどこか即物的なのよね。セックスとか。自分の気持のよい世界へまっしぐらな感じ。さえない現実を受けて、そこから逃避するための…というように私には見えた。対する、アメリ。彼女はもっと、感覚的な雰囲気。現実を受けて、それを踏まえた上での妄想、空想。でもきちんと現実にリンクしてる。やはり、女子のほうが現実的なのか?

それから、やっぱりこの映画はかわいいよね。創り方とか見せ方が。最初に、いろんな人の好きなものを羅列していくとことか、最後のおしまいの部分、アメリと男の子の自転車シーンとか。アメリの部屋の色彩とかね。そういう部分、女心がくすぐられます。それだけじゃなくって、妙にリアルな出産エピソードとか、妙に真剣ないたずらとか、そういうユーモアも良い。

さて、もいちどクレーム・ブリュレ、食べに行きますか(だって私も好きなんだもん、あのぱりぱりの飴の部分)。
[PR]

by yebypawkawoo | 2008-04-16 01:00 | ◆映画のこと