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『思春期をめぐる冒険-心理療法とl村上春樹の世界』・・・論理思考と感覚思考

『思春期をめぐる冒険-心理療法とl村上春樹の世界』 岩宮恵子(新潮文庫)
思春期をめぐる冒険―心理療法と村上春樹の世界 (新潮文庫 い 88-1)

本作を読んで、あぁそうかも、そういうことなのか、とすごく腑に落ちたことがある。

例えば、こういう文章。
整体は西洋医学のように悪い部分を病因として特定してそこを改善するために直接的に働きかけるのではなく、身体を気の流れでとらえて、全体的なバランスを整えていくことで結果的に悪かった部分も良くなっていくという考え方をする。

だからこそ「向こう側」と「こちら側」を二つに明確に区分して、片側のことだけがうまくいけばいいというわけにはいかないのである。しかし現代の生活は合理的であることを求められ、効率がいいからという理由で「向こう側」を切り離そうとしている。そのなかで「たましい」にかかわるものが大きく失われ、損なわれてしまっているのである。


つまり、世界は、著者の言う「向こう側」と「こちら側」の両面があり、それは連続的で切り離せるものではないのに、今の人々(私が思うに先進国の西欧的文化に順応した人々)は、目に見える「こちら側」の世界のみを全てとし、そこでの効率性を求めているので、「向こう側」との乖離が起こり、なにかしら疲れてしまっているんだ、と。中間的なものごとに、何かしらの重要なものが含まれているのに、そこを見ないで失ってしまいがちだと、そういうことだと思う。

そうなんだよ、と思う。

わたしが、例えば東南アジアとかにひかれるのは、あるいは沖縄とかバリの文化に惹かれるのは、そういう中間的なものや「向こう側」をないがしろにしていなくて、そこを全て含有したものとしてそれが当たり前として生活を営んでいるからなんだと思う。

そして、今の会社におけるコンサル的なやり口が、どことなく嫌~な気持ちになり、違和感を感じるのは、全てをフレームに落とし込みMESEとか言ってることに、それだけじゃないんじゃないの?と感じているからなんだった。

きっと本能では求めていて、なんとなく、としかいえないんだけど、でもそれってとても重要なんだと思った。

そして私は。そういう、中間的なものごとを大事にして、損なわないようにして生きていたい。生きていきたい。それは、感覚だけで生きてる、とかそういうことではなくて。効率化が悪い、とかそういうことでもなくて。その両方とも、ということ。貪欲に。
何か、文章にしちゃうと妖しい宗教みたいだけど、そういうことではなくてもっと現実的で実質的に。
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by yebypawkawoo | 2007-06-10 23:21 | ◆本のこと  

なんとなく、だけど確かに。

会社帰りに。
Mos Burger Ginza Cafeという、なにやらお洒落なモスに入った。
ちょうど、夜ご飯はモスたべたいなぁと思いながら歩いていたときに発見したので、
ピンポイントだったのだけど、モス、こんな店舗も展開してたんだ・・・。

中に入ると、ホステスさんがいっぱい、さすが銀座。
メニューが通常と違って、バーガーは3種類のみ。
単価も高い、いや銀座にしては安いのか。
でも、モスのお店だから、非通常メニューも安心できる。
内装も、普通とはちょっと違う感じ。店内ゆったりだし。

で。で、思ったのは。

やっぱりお店をもつのっていいのかも、ということ、だ。
というよりも、
人と触れ合う空間。訪れる人が、一時でも落ち着けて安らいでもらえる。
ほーっと一息つくような、そういうの。
もっと、地に足のついた、というか。そういうの。
そういうのが、そういうことが、なんだかいいなぁとすごく感じたのだ。

そういうことがしたい。そういうモノが、そういうコンテンツがつくりたい。
それは、場 なのか、紙、なのか、なんなのか、まだわからないけど、
でもそういうの。
瞬間のあたたかさ、というか。でもそこに集う人たちは自由な感じの。

そういうことがしたい。と、漠然とだけれど、ものすごく強く思った。
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by yebypawkawoo | 2007-06-04 20:42 | ◆日々のこと