側にいたい理由

わたしは嘘つきだ。
言わない、という嘘をつく。
言わないことで、相手の想像のままにしておく。
無意識の、受動的な、想像。
そこで生じる誤解や、想像と事実との差違は、
意識の前提レベルのほんの些細な事であることが多い。けれど、
前提であるだけにそこを起点とした彼らの想像は、
事実とは若干“次元”を異とする。

それでも、あえて私は、それを正すことはしない。
面倒くさいし、それに、事実を知られてしまう事への絶対的な、恐怖。

たぶん、それを否定される事への恐怖。
否定されるかもしれない可能性への恐怖。
表面的な問題ではない。絶対的なものだ。
私は自分に自信がないのだ。そしてそれを割り切りきれていない。ちっとも。


だから、くったくもなくあっけらかんと
私が言い澱む数々を口に出す彼を、彼女をみていると
心が楽になる。ふっと一時軽くなる。
彼も彼女も、差違があることを知っているから、
それをそれとして認めてくれるから、
少なくとも私はそう思っているから、だから。

だからきっと私は彼らが好きで、側にいたいと思うのかもしれない。
自分が許されるような気がするから。
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by yebypawkawoo | 2008-05-04 18:18 | ◆考えたこと  

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