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『アメリ』・・・やっぱり女の子は現実的なのかしらん?

『アメリ』-ジャン=ピエール・ジュネ(2001)
2008年4月15日鑑賞

アメリ

このあいだ、クレーム・ブリュレを食べたんです。その時、猛烈に見たくなった『アメリ』。2度目の鑑賞。でも、面白かった。

オドレイ・トトゥ演じるアメリの妄想が、すごくわかる。あの感じ。あるあるって頷いちゃう。ジャン=ピエール・ジュネは男性なのに、あの女の子の感じがよく表わせたなぁと感心してしまう。『恋愛睡眠のすすめ』も、同じように妄想癖のある男の子の話だけど、女の子と男の子の違いがよく表れてる気がする。

後者での、ガエル演じるステファンの妄想は、何ていうかやっぱりどこか即物的なのよね。セックスとか。自分の気持のよい世界へまっしぐらな感じ。さえない現実を受けて、そこから逃避するための…というように私には見えた。対する、アメリ。彼女はもっと、感覚的な雰囲気。現実を受けて、それを踏まえた上での妄想、空想。でもきちんと現実にリンクしてる。やはり、女子のほうが現実的なのか?

それから、やっぱりこの映画はかわいいよね。創り方とか見せ方が。最初に、いろんな人の好きなものを羅列していくとことか、最後のおしまいの部分、アメリと男の子の自転車シーンとか。アメリの部屋の色彩とかね。そういう部分、女心がくすぐられます。それだけじゃなくって、妙にリアルな出産エピソードとか、妙に真剣ないたずらとか、そういうユーモアも良い。

さて、もいちどクレーム・ブリュレ、食べに行きますか(だって私も好きなんだもん、あのぱりぱりの飴の部分)。

by yebypawkawoo | 2008-04-16 01:00 | ◆映画のこと  

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