『カーサ・エスペランサ~赤ちゃんたちの家~』・・・子供を持つという選択。

『カーサ・エスペランサ~赤ちゃんたちの家~』 ジョン・セイルズ(2003)
2008年4月10日鑑賞

カーサ・エスペランサ ~赤ちゃんたちの家~
これは、女性なら見て思うところが多いんじゃないだろうか。子供を持つということ、について様々な角度から考えさせられる作品。

色々な理由で子供を産むことができない6人のアメリカ人女性が、養子縁組をするために南米(メキシコ?)を訪れ、赤ちゃんを待つ話。彼女達の抱えるそれぞれの過去、想い。そこに、子供ができたが養子に出さざるを得ない状況に陥ったまだ若い女の子、かつて自分の産んだ子を養子に出した過去のあるホテル従業員、路上で生活をしている男の子、養子に出されるのを待っている赤ん坊たち、等のストーリーが絡んでくる。

子供は親を選べないとはよく言う話で、でも、それは生みの親に限らずなんだと思った。なんにしてもどういう状況にしても、子供は親を選べない。映画の中で、「どんなにひどい親だったとしても、子供は育つものよ」と、確かそういう言葉が出てくる。これと同じ話を、そういえばつい最近知人にも言われたんだった。6人の女性たちは、ある部分で、養子を得ることで自分の人生を変えられるとの望みを持っているように見える。赤ちゃんに託している。非常にエゴイスティックな話。けれど、多かれ少なかれ、子供を産むとか持つとか、それはエゴイスティックな話なんだろう。

子供を産むか産まないか、持つか持たないか、は個人の選択による。が、産むと決めたなら、持つと決めたらなら、いやおうなく一個人の人生に介在するわけである。私はそれが昔はとても怖かった。けれど、どんな子供もあるとき気付くのだと思う。親はあくまで一人の人間なんだということに。これから、養子を得た彼女たちは、そしてその子供たちはどんな人生を歩むのだろう。映画を見ながらそんなことを想像させられた。最後には幸せになっていてほしい、そう願っている自分に気づいた。
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by yebypawkawoo | 2008-04-10 19:47 | ◆映画のこと  

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